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今、不動産売買は動きが鈍いです【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

くま
目次

不動産売買4月以降の動きが悪いです

4月から不動産売買の仲介取引は、本当に動きが悪いようです。
特に、月数を重ねるごとに悪いようです。
当社は不動産売買仲介がメインなので、ここでは賃貸仲介は除いたことを書こうと思います。

不動産が売れてない!

青ざめる営業マン

物の売買は、需要と供給のバランスによって成り立ち心理的な作用が加わるので杓子定規にはいきません。
そこで、私なりに、4,5,6,7月と経過を見てきた感想を一つ書いてみようかなと思います。
ちなみに私の独断と偏見になるので、参考材料の一つとして見てほしいなと思います。
まずは、根拠資料となる公益財団法人不動産流通推進センターが発行した資料(PDF)を見て下さい。コチラ↓https://drive.google.com/file/d/18ug6bbH16DpFIXK5XdROcbauVHqzYnpU/preview
コチラの資料は平成30年4月のものです。
ですので、5,6,7月の感じについては私が生で感じている状況を書いています。
さて、指定流通機構の物件動向が書かれています。

1.全国の既存住宅の状況

平成30年4月の全国の既存マンションの成約価格は前年同月比で3.38%上昇、成約㎡単価は4.75%上昇し、ともに平成24年9月から56カ月連続してプラスとなっています。
物件数は前年同月比で3カ月連続してプラスとなりました。

平成30年4月の全国の既存戸建住宅の成約価格は前年同月比で2カ月連続してプラスとなりました。
建物面積は前年同月比で2カ月連続してプラスとなり、土地面積は前年同月比で4カ月連続してプラスとなりました。
築年数は前年同月比で再びプラスに転じ、物件数は前年同月比で4カ月連続してマイナスとなりました。

2.全国地域別の既存マンションの動向

平成30年4月の首都圏の既存マンション動向は前年同月比で3.07%のプラス、件数は前年同月比で3.01%のプラスです。

平成30年3月と平成30年4月を比較すると、毎年の事ではありますが物件動向はやや下落傾向です。

首都圏既存マンションの物件動向では、3380万円が3360万円くらいになり、件数については、500件ほど落ち込んでいますね。(件数は当たり前なのですが、価格も下落していますね。)
ここで注目すべきは、8月です。
他の月とくらべて成約件数がとっても少なくなっています。
これは、夏休み、お盆休みの影響を受けているからです。

3.全国地域別の既存戸建て住宅の動向

上記の首都圏の既存戸建て住宅物件動向(中古戸建)の価格は興味深いですね。
3月はだいたい3330万円くらいでしたが、4月になった途端3150万円に下落しています。

おそらく、繁忙期の3月(でもないんだけど)売りまくった結果なのかもしれません。
ここでも注目すべきは、8月です。
他の月とくらべて成約件数がとっても少なくなっています。

注意:本調査は、指定流通機構からレインズ情報の提供を受けて独自に作成したものなので、指定流通機構が公表しているデータ内容とは異なります。

平成30年3月から4月の期の変わり目では
●既存マンション成約価格は下落
●既存マンション㎡単価も下落
●既存マンション専有面積は増加
●既存マンション築年数は若干若返り
●既存マンション物件数減少
ここまでをまとめると成約した既存マンション(中古マンション)は専有面積は広くなったし、築年数も浅くなったけど、成約価格は下がった。という事になります。

では、既存戸建てはどうでしょうか。
●既存戸建住宅成約価格は下落
●既存戸建住宅建物面積は減少
●既存戸建住宅土地面積は減少
●既存戸建住宅築年数は若干古くなる
●既存戸建住宅物件数減少
ここまでをまとめると成約した既存戸建(中古戸建)は成約件数が落ちており、土地、建物の面積が減少し、古くなっている。ゆえに、価格が落ちてきている、とまとめることができると思います。

今後の不動産価格の予想

なんだろう?と考える営業マン

平成24年中盤くらいから徐々に回復してきたように見えた不動産価格は、平成30年3月までは少しづつですが上昇傾向でした。
しかし、そろそろ、この感じも一服するのではないかと感じるのですが、前年同月比でみれば、若干プラスになっているところが気になります。
まだまだこのまま行くのかもしれません。

最近では、大手不動産仲介会社の担当者が「売れないねぇ~」と言ってますし、住宅ローンセンターの人も「今月は昨年比の3分の1しか住宅ローンの申し込みが来ないんですよ」とも言っていました。

どこまでが本当なのかはわかりませんが、新年度がスタートしてからは、私自身なんだかのんびりとしているように感じます。その根拠の一例としては、物件余り感があります。

府中市内では、売り出ている土地、戸建、マンションの数が2~3年前は550~600件くらいだったと記憶しているのですが、本日調べると721件の登録がありました。
多少ダブって登録している物件もあったり、新築戸建に関しては情報がまとめて表示になっていることもあるため一概には言えない部分もありますが、やはり多いように感じます。

さて、今後の不動産価格、どうなっていくんでしょうか。
●大工さん不足が続き、建築費は落ち着くといった意見
●オリンピックを迎えるころには不動産価格は下落方向に強く動くだろうといった意見
●今は不動産バブルだという意見
●バブルではなく安くなった物件価格が適正に戻ってきたという意見
●まだまだ価格はすこしずつ上昇するだろうという意見
さまざまな意見がありましたが、結局何が正しいのか誰も分かりません。

私の実感は、立地によって不動産価格差が極端になってきていることです。

道路を挟んで、こっちは高く売れるけど、道路向こうは高く売れないなんてことがざらにあります。
距離にして、たったの数十メートルの差で、道路の向こうとこっち側で、街の雰囲気が似たり寄ったりです。
だから、不動産売却査定をするときも、本当に頭を悩ませるようなことがたくさん出てきました(笑)

今までは、ある程度理論通りになっていましたが、理論通りにいかなくなってきたのです。
毎度脱線ばかりの私ですが、不動産の動きは、やっぱり鈍い感はぬぐえませんね。

あんまり参考にならないかもしれませんね(笑)

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