『異常高値!』不動産の売出価格【府中市の不動産屋さん】
目次
不動産売却の高預かり、再燃!
最近の不動産価格はべらぼうなものが売り出されています。
これ、大手の不動産仲介会社が『正当な営業活動』として組織的にやっている、とあちこちから聞こえてくるので、あきれてものが言えません。
不動産仲介業者としての矜持がまるでありません。
なんせ組織的なんで、、、(笑)
まつだ
つい最近、驚いたのは、府中市内で売り出された中古戸建(築7年くらい)土地70㎡くらい、建物90㎡くらい、価格はなんと『9,880万円』で売り出されました。(某大手不動産仲介さんが担当です。)
そのすぐ近隣でほぼ同規模の新築戸建が『6780万円』で売りだされています。
・・・ん?(==;)
(==;)この中古戸建の価格設定まじなのかい、、、。本気なのかい、、、。
私のぱっと見の印象は初回売出しでどんなに高くても6,880万円くらいからの様子見スタートが最最最上限じゃないかな?
歯に衣を着せぬなら、こんな売出し価格をアドバイスした大手不動産仲介会社は『とち狂っている』としか思えません。
あまり言いたくもないのですが、大手の不動産仲介業者の査定スキルと営業スキルは地に落ちたもんだなぁ~と思います。
先日、不動産売却を検討しているお客様が『ある大手の担当者』から、こんなことを言われたそうです。
お話し相手
「本社が、私(営業担当)が査定書をがんばって作成する姿勢を高く評価してくれたので、不動産売却査定価格の130%まで査定金額を増額しても良いと言われました!だから当社におうちの売却を任せてください!」
まつだ
ほんとにバカすぎて・バカすぎて・バカすぎて、開いた口が塞がりません。
【バカとアホ・・・松田辞書によると】
当ブログで言う「バカやアホ」は、一般に言うバカアホとは違います。
物事の良し悪しを自分で考えることが出来ず、お客様の立場で発言や行動ができないことを指します。
頭が悪いとかの意とは異なりますのでご容赦下さいw
こういうアホみたいな査定額の提示に何の意味があるのでしょうか、、、。
そもそもバカ発言をする営業マンは、不動産売却査定額のなにを理解しているのでしょうか。
私の小さな小さな小さな脳みそでは理解不能でございます。
不動産売却は『高預り』がすべて悪いわけでもない
不動産売却の高預りには2種類あります
- OK 仲介業者が査定金額を適切に提示して、売主様が「ものは試し」で高い売出し金額を希望した場合
- NG 仲介業者が査定金額を不適切に提示して、売主様に「意図的に高く売れるような印象を与え」売れもしない高い金額で売却委任を受けて販売開始をする場合
売主様が、不動産査定のことを理解して、高い金額から売却スタートを望むなら問題はありません。
当然のことながら、売れるかどうかは別の話しなので、、、。
まつだ
みなさんが、不動産売買の知識経験がないので、耳障りの良い営業トークを聞いてしまうと売主様は『相場よりもはるかに高く売れると思ってしまう』のです。
嘘八百も甚だしいと思います。
売上ノルマのために、言葉巧みに人を騙すのは、やめたほうが良いと思いますが、いつまで続けるつもりですかね(笑)
呆れてものが言えません、、、。
宅建業者の悪さの『本質』→ ご都合ビジネス主義
商売の基本は、相談者の困りごとに対し解決の道しるべを示すことです。
自社利益の多いものに偏った提案ではなく、お客様のメリットを一番に考えて提供することが必要であり、いくつかの選択肢の中から、ご相談者様が十分に納得できることが大切なのです。
ところが、、、。
多くの会社では売上を上げることが何よりも最優先事項となってしまいました。
上司が『今月の売上げは!』と煽るので、営業マンが売上・売上・売上となってしまい、死んだ魚の目みたいに毎日を過ごしています。
新人の時には「お客様に喜んでもらうために全力で取り組みます」という熱い気持ちがあったのに、時の経過とともに無くなるのです。
なぜならそれを実現するには、たくさんの無理難題があることがわかってしまうからです。
そう考えると、ほんとの意味でお客様に喜ばれる人は、ほんの一握りなのかもしれません。
バカ値段の不動産→→→他の仲介業者は『完全無視』
こういったバカでアホな値付けをアドバイスする仲介業者は、他業者が連れてくるお客様と不動産売買契約をする気がありません。
ようするに『他社から問合せが来ないよう』にバカな値段設定にしているからです。
ところが、、、売却するお客様本人はそのことに気がつきません。
その結果、売主様が機会損失をする、というわけです。
なぜ売主様は機会損失になることを想像できないのでしょうか。
なぜなら、売主様が不動産売却の仕組みを知らないからです。
たとえば、、、。
他社経由で売り出している物件の所有者様に、私が直接連絡を取ることはレインズ規定で禁止されています。
私はルール(=約束)を守ることが人としての当たり前だと考えていますので、そのルールを無視することはありません。(=だまされているであろう売主様に私からアプローチしてアドバイスできない!ということになります。)
ということで、売主様からご相談をいただける場合は問題ありませんので、不動産売却の仕組みを超簡単に教えて差し上げたいと思います。
不動産仲介サラリーマンは過酷な職業です
不動産仲介サラリーマンは思いのほか過酷な職業です。
どの仕事でも同じことが言えますが、労働契約によって、会社や上司の命令に従う義務があるので、
1)逆らったらマイナス評価(=役職も給料が上がらない)
2)逆らったら左遷
3)逆らったら自主退職のレールを引かれてしまう
どれかの運命が待ち受けていると思いましょう。
その一方で、営業マンがのびのび仕事ができないのは、自分自身に自信がないからとも言えるような気がしてなりません。
ちなみに私は、大手に勤めている時、自分自身に自信が持てませんでした。
なぜなら、勉強する時間があまりに取れず、勉強したとしても答え合わせをする場もないのです。
そういったこともすべて私の努力不足だと考え、ずっと独り悩み続けました、、、。
上司に逆らえる部下は基本的にいない→立場を守るために忖度ばかり
私が20~30才台のころは、こんな風に怒る上司は当たり前でした。今ではこんなふうに怒られることはないと思います。
下手に部下を叱るとパワハラと言われるのでやりづらいと聞きます。
若者が『成長する機会を奪われている』ことがすごくわかります。
良くなったことも多いのですが、残念な社会になってしまったと感じる部分も多くあります。
労働契約で雇用されるものは、会社や上司の指示に従う義務があるので、上司の命令は絶対です。
理不尽だと個人が思ったとしても、そんな理屈は一切通用しないのが会社です。
だから上司のルール運用が不適切であれば、営業の質も不適切になります。
その証が、組織的ともいえる不動産売却の高預りです。
最近は、大手の営業マンが互いに、相手の業者の売却査定の悪口を言っています(笑)
相手が高預かりしているから、俺たちもやってやるぜ!と言って、同じ穴のムジナ君になっているのです。
もっともらしくウソをつかないと売却委任が受託できないとなると、お互いがウソをつかざるを得なく、またもや業界が腐る方向に進む、、、そんな状況になっているのかもしれません。
私からすれば、仕事に対する矜持を持って、プロ意識で仕事をすればいいだけなのに。
と思うと同時に、あなたがたは、お互いに悪いよね、、、、と私は心の中で今日もつぶやいていることでしょう、、、(笑)
締めくくりに
どの業界にも一定数の素晴らしい人、一定数のひどい人が存在します。
これは法則のようなものなので、どうしようもないようです。
私の知り合い代表者が志高く、社員を複数人採用していますが、面談の時にその人間性を見破ることが出来ず、入社後、まいった、、、という人も少ないくないそうです。
不動産売買は金額が大きく人の人生を左右してしまうため、一定数のひどい人に当たったときはお客様にとっては目も当てられません。
でも、営業マンの腹の内なんて、お客様が知ることはできないと思います。
なんせ職業人として営業トークを鍛えてピカ一なのですから(笑)
組織的に上司から「○○しなさい」と指示されれば、どんなに素晴らしい営業マンであっても、逆らえないという状況があります。それはある意味、首根っこをつかまれている状況であると同時に、自分の家族があるからです。
つまり、、、、全ての営業マンが自問自答して自分なりの判断で行動をしているのです。
あなたが相談をしている営業マンは、どうでしょうか?お客様を見て、お客様の立場に立ってちゃんとアドバイスをしてくれていますか?
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