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横浜の杭打ち改ざん:傾きマンション【府中市の不動産屋さん】

不動産業界歴 約20年 松田の本音ブログ

今回の傾きマンション事件ですが、三井不動産レジデンシャルが宅地建物取引業法に抵触する疑いがあるとみて、国土交通省が調査しているそうです。
基礎部分のくいの一部が強固な地盤に届いていないマンションを販売したことが、同法に抵触する可能性があるとみているそうです。

売主は三井不動産 、施行は三井住友建設(くい打ち施工をしたのは旭化成建材)ですから、誰もが安心だと思うはずです。
たしか700戸の大型マンションで、分譲価格は3,000~6,000万円みたいですが、間をとると4,500万円×700戸=31.5兆円の建て替えをしますと三井不動産が言ってるようです。

実際には、解体費用、住民の引越費用、賃料または住宅ローンの保証等もかかるでしょうから、もっと金額はかさむでしょう。
普通の企業では建替えなんてできるわけないから、こういう時は大手は安心ですね、、、となるわけがないのです‼

建替えするとなれば工期は3年くらいかかるらしいけど、その間、ここに住んでいた人たちは別の所に引っ越しをしなくてはなりません。その間の損失も負担すると言っているようですが、金に物を言わせて、700戸で生活している皆さんの生活を奪ってしまいます。たしかに世の中の多くは、お金があれば解決しますが、お金では解決できないことも多くありますので、そもそもこういった工事は勘弁してもらいたいものです。

建築するにおいて、建物の基礎は最も重量がかかるの重要な部分なので建物全体に問題が波及しかねませんから、見えないからいいやでは済まされません。このような大手企業がこんな施工を平気でしてしまうとなれば新築マンションなんて誰も買う事ができません。そうなると、築後10年程度経過していて、安全上問題のない期間を経過した中古マンションでなければ安心して購入できないことになりかねません。

中国にはお粗末な建築物がたくさんあるといった報道がテレビでよくあるけれど、日本の家屋だって50歩100歩で同じ穴のムジナではないかと思えたりします。つまり、いつも私が思うことですが「大企業で働く一定数の人は、人としてのモラルが欠けている」のだと思います。そのような一部の人がそれなりの肩書を持ち、それなりのポストにいると、その人の部下たちは指示に従わなければなりません。当然、部下は上司に進言することもできるかもしれませんが、誰しも今の立場や給料を失いたくはありません。目の前の売上、利益が優先され、人として守るという気持ちが抜けているのでしょうね。

原則、法人は正しい方向を見ているか見ようとしていますが、厳しいノルマによって不正をしなくてはノルマが達成できない担当者は追い込まれていたのでしょう。会社法人も一担当者の不正を見て見ぬふりをして自社利益を優先しているところがあるため、こういった問題を見過ごしたのだと私は思ってしまいます。

いずれにしても、会社を守るために、一担当に責任をかぶせてトカゲのしっぽ切りをする様にしたいはずです。
なぜなら、今回の不正は、脈々と受け継がれてきた仕事に対する考え方の集大成であるはずだからです。
この問題の解決はどのようになるのでしょうか。

もしかすると、こういうマンションは他にもたくさんあるかもしれません。

三井不動産レジデンシャルや大型マンションは、全て疑わなければならないのかもしれませんが、のど元過ぎれば熱さを忘れるのだと思います。
ここ数年、建築資材の高騰を受け、手抜き工事がないことを願いますが、こればかりは、それこそ10年とかの年月が経過しないとわからないのかもしれません。

マンションに住んでいる人は、早めに売却して一戸建てに住み替えた方が良いのかな?
となると、郊外への移住が増えるのだろうか。

となると、私も売却なのかな、、、(==;)

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